社交飲食店

ここでの社交飲食店とは、接待飲食等営業1〜6号営業(キャバレー・クラブ・キャバクラ・ラウンジ・スナック・ホストクラブ・ショーパブetc)を指します。
3号営業のダンス飲食店(ナイトクラブ:所謂、クラブetc)や4号営業のダンスホール等は、ビジネスモデルが他の接待飲食業と異なる場合もありますのでご注意下さい。
但し、現在の法体制上、3〜6号営業は少なく、深夜酒類提供飲食店として営業許可を得ているのが現実ですので、風営適正化法に基づく営業許可による区分より、業態として「接待」を主とする営業全般とご理解下さい。

はじめに

資本ありきの営業店と不安定な営業店との差が大きいのが特徴的と言えます。
経費負担が大きく、その中でも人件費の占める割合が極端に高い為、闇雲な営業方針ではすぐに淘汰されてしまいます。他ジャンルの飲食業よりも遙かに閉店率が高いと言えます。
これは競争の激化と言うより、基本的なビジネスモデルが不十分でマーケティング不足が主な原因です。どこかに接待飲食店だから、と言う軽んじた感覚があるのかも知れません。

接待飲食店への自治体の規制は年々厳しくなっています。
規制をかいくぐるのではなく、ビジネスとして成熟させ、サービスの品質を向上さる事に集中しましょう。

スキーム

自治体にもよりますが条例に反する営業法や従来型の集客法で臨んでいては寿命を短くしてしまいます。
寿命が短くなり、無理矢理営業を続ける為に店名や営業場所を変えても問題解決にはなりません。信用価値を軽んじれば結果的に純益を損ないます。

主たるサービスである接待を接客者(ホステス、キャスト、ホストetc)の能力に依存するのではなく、店として補填し、ビジネスとして健全に機能させる必要性があります。
接客者と営業スタッフ他、概ね組織が脆弱であり、その組織そのものさえ個々に散在したまま売上高のみに囚われている事が多く、結果的にリスク率が高い為に成長と衰退を繰り返す傾向にあります。

ビジネスビジョンが旧態然としている為に画期的なアイデアや迅速な企画もすぐに色褪せる傾向にあり、それが組織体質の問題である事にさえ気付かない場合が多いと言えます。
夜の世界だから、夜の世界では、等と言う言葉で取り繕えば自ら選択肢を狭めてしまいます。ビジネスに昼も夜もありませんし、法も等しく平等に適用されますから、特殊な環境下にあるとの思い込みは捨て、しっかりとスキームを定めましょう。

本質的に純益が低い業種である為、複数店舗を視野に入れる必要があります。
業種として人材集めに難が予想されますからPOSシステムの導入も考えておきましょう。
スタッフを縛るだけのローカルルールはビジネスとしての伸びしろを抑圧するだけですからご注意下さい。

接待飲食店営業に本格的なマーケティングを導入したい皆様は是非、弊社のコンサルティングをご利用下さい。

プロモーション

社交飲食店のプロモーションは社会的配慮による自主規制の対象として扱われる事が専らの為、かなり制限されている筈です。
雑誌やフリーマガジンへの広告、場所によっては屋外広告(看板広告)が一般的です。
大型店であればエントランスにデジタルサイネージを、店内モニターにPR映像を流すのも良いでしょう。映像に関しましては、ナイトビジネス専用映像撮影・制作・配信サービス「ファンタズマルフォース」をご覧下さい。

直接、地図やGPSで店舗に集客出来るアインシンクINE(GPS連動型クロスメディア一斉配信広告)や周辺域に対して店舗名(グループ名)のブランド力をつけたい場合にはエリアターゲティング広告が効果的です。
また、接客者自らが集客でき、リピート率を高める事に使えるモバイルカリスマ(RQコード型携帯ムービー配信サービス)も活用頂けます。